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前立腺疾患が調べられる人間ドック

人間ドックには、自分の自由にオプションを追加することができますが、男性患者におすすめなのが、前立腺がんを簡単に発見できるPSA検査が加わっているメンズドックです。男性のがんでは、30代から40代は胃がんが多いですが、50歳を過ぎると前立腺がんに罹るリスクが高くなります。そのため、50歳を過ぎたら前立腺がん検査がコースに含まれている人間ドックを選ぶのがおすすめです。女性患者向けのものでは、乳がん検診や子宮頸がん検査などの婦人病をメインに調べるレディースドックがあります。

レディースドックの場合は、触診やマンモグラフィ検査などの多少身体への負担がかかる検査が多いですが、メンズドックでは通常の健康診断で行われる採血だけで済みます。PSA検査は、血液中に含まれる特殊なタンパク質を目印にがんの有無を調べる腫瘍マーカーの一種です。腫瘍マーカーのなかでも精度が高く、メンズドックでは一番用いられることが多い検査方法です。費用は、検査を受ける医療機関によって違いますが、日帰りコースであれば4万から6万ぐらいが相場となります。

病院によっては、PSA検査以外にも前立腺エコーや触診を行うところもあります。この人間ドックで見つかる病気としては、前立腺がんや前立腺肥大症が多いです。50代を過ぎると男性ホルモンのバランスの関係で前立腺疾患にかかる人が急激に増加します。特に前立腺がんは、男性の死亡率のトップである胃がんに追いつきそうな勢いで、患者数が増えていますので、注意したほうよいです。

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