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性別や年齢別のがん検診受診率と諸外国との受診率

がん検診は、胃がんと肺がんと大腸がんと乳がんと子宮頸がんがあります。各検診の受診率として、胃がんでは男性の50代が50%と多く20代が5%と少なく、女性の50代が35%と多く20代が4%と少なくなります。肺がんでは男性の50代が52%で20代が17%となり、女性の50代が40%で20代が10%となります。大腸がんでは男性の50代が45%で20代が5%となり、女性の50代が38%で20代が4%となります。

男女関係なく受けられるがん検診の受診率は、50代がそれぞれ多く20代が少ないのが現状となっています。がん検診の中で女性特有のがんとされる乳がんと子宮頸がんの場合は、乳がんでは40代と50代ともに38%で20代と80代以上の方が5%となり、子宮頸がんでは40代が50%で30代が38%となりおり、20代の受診率は22%と他のがん検診よりは多く感じますが、20歳から受診対象となっている検診と考えると受診率が低いと言えます。乳がんと子宮頸がんの受診率は、年代別で見ても全体的に低いですが、ほかの国の受診率と比べると、乳がん子宮頸がんともに多くの方が受けているアメリカでは80%を超え、日本では40%未満となります。ほかの国でも55%以上の方が受診をしているので、日本の受診率がいかに低いかが分かります。

がん検診を受けて要精密検査となるとがんだと思われる方もいますが、検診を受けた方のうち要精密検査となった方は2%から10%、さらにそのうちの2%から5%の方からがんが発見される非常に低い確率ですので、健康チェックとして受けるとよいです。

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